仲のよいきつねの親子がいました。

あるとき、食べるものがなくお腹をすかせた子ぎつねは、駄々をこねます。

「待っておいで。おいしいものをとってきてあげる」優しい母さんぎつねは、

そう言って出たまま、いつまで待っても帰って来ませんでした…

『うしかたとやまんば』など多くの日本昔話の再話や『善太と三平物語』

シリーズ等で知られる児童文学者・坪田譲治さんの作品です。

深いやさしさと愛情を描いたお話を、人形劇として脚色しました。

複音ハーモニカの音色にのせて、心に沁みる美しい時間をお贈りします。

【キャスト】
コン吉	：	富士原　愛子	(ぱすてる)
母ぎつね	：	坂下　美久仁	人形劇団ぽっけ()
父野ねずみ	：	富塚　薫	(腹笑会)
(Wキャスト)		山田　智子	(シアターとんとん)
犬1	：	山下　園子	(腹笑会)
(Wキャスト)		山田　智子
犬2	：	服部　香	(人形劇団とんとん)
(Wキャスト)		高橋　由実子	(人形劇団てんてこまい)
猟師	：	滝沢　修	(きょうりゅうのたまご)
黒子	：	千田　洋美
【スタッフ】
原作	：	坪田譲治/作・いもとようこ/絵
		金の星社/刊『きつねとぶどう』
脚色	：	こいけ　あい	(こいあい)
演出	：	宮沢　和志	(劇仲間銀の船)
美術	：	高田　洋子	(人形劇団ちちんぷい)
音楽・生演奏	：	門田　江理	(複音ハーモニカ)